来年度よりS&F Motorcycleの試乗車になる事になりました!
ストック(ノーマル)の107および114にお乗りになった方は多いかと思いますが
未走行114キュービックエンジンに
S&S465C(チェーンドライブ・低速重視カム)をインストールしてしまいます!
北海道でミルウォーキーエイトエンジンに
ハイカムをビルトインした試乗車は初なのではないでしょうか?
早速作業を進めて参ります。
2014年ツーリングモデルより採用になりました水冷エンジン。
その水冷エンジンはヘッド周りのみ冷やすという少し不思議な造りでした。
ロアーフェアリング装着の全モデルに採用になったのは皆さんご存知かと思います。
そのヘッド水冷の技術を取り込んで造られたかと思いますが
ミルウォーキーエイトエンジンでは
ヘッド水冷とヘッド油冷の2種類のエンジンがラインナップされております。
そうです、
ヘッド水冷はロアーフェアリング標準装備の車両のみに採用されており
他のモデルは全てヘッド油冷エンジンとなっております。
この画像でも分かりますように
ロッカーカバー上部に配管が走っているのが分かりますよね?
その配管がフレーム前方に設置されております大型のオイルクーラーと接続されており
前後のシリンダーヘッドへ接続されオイルで冷却する仕組みとなっております。
そのオイルラインを全て取り外しからはじまりまして~
ようやくカムシャフトにアクセスが出来ます。
このカムシャフト、
ミルウォーキーエイトよりエボリューションモデルと同じく1本となりました。
ちなみに価格は約26000円(平成30年12月現在)
ツインカム同様に全てではありませんがベアリングやシール類が付属されます。
ツインカムエンジンと比較して安価にエンジンチューニングができるようになりましたが、
ただ一つだけ気になる点があります。。。
それは・・・
油圧リフターのガイドが樹脂製ですので
カムシャフトの交換等でエンジンスペック当が「本来の姿」に戻った場合
エンジンの動作に大きく影響するリフターガイドが樹脂製ですと少し不安です。
そんなガイドを強化するパーツがS&S社からリリースされております!
しかも2000円以下(平成30年12月現在)と非常にリーズナブルなのが魅力的です。
実際に組んでみて思いましたが
単につけてボルトを締めるだけでは少々危険な感じがしました。。
それはこのソリットガイドでも樹脂ガイドでも同じです。
少々頭の中を綺麗にして組付けました。
カムベアリングは付属のものに交換。
未走行エンジンですがツインカムの時の経験を考えますと
カムベアリングは付属品に交換した方が良いと思っております。
左が純正カムで、右がS&Sカム。
S&Sカムの方が山が広いのが分かります。
この広さがミルウォーキーエイトエンジンスペックを解放させる秘訣です。
カム交換が終わった後
当店お得意のエンジンガラスコーティングを施工致しました。
画面上部が塗装後でロッド下部が塗装前です。
濡れているから光っているのもありますが施工後と施工前は相当な違いがあります。
施工を施しますとエンジンの手入れが非常に楽です!
気になる方はお問合せ下さいm(_ _)m
吸気システム(エアクリーナー)はS&S製ミニティアドロップを採用したのですが
従来品と違い全天候型ではないのが個人的に困る部分でしたが
インジェクションチューニングを行うにはハイフローエアクリーナーが必須。
そして製品が届く頃に・・・
カーボン製で一回り大型になりますが全天候型がリリースされました(涙
カバーのみリプレイス品としてオーダー可能ですので現在オーダー中で届くのを待っております。
使用するインジェクションコントローラーは勿論パワービジョン日本正規品!